天使のような微笑で
 だけど現実は甘くなかった。

「売れる!」という確信。

 この世界にはいくら完全完璧な物を作ってもダメだという事がある。

 デビューしてから二年が経った頃感じた。

 自己満足なのだろうか。
 世間はそんな俺を受け入れてくれないのだろうか。

 必死で俺は詞を書き。
 曲を作った。

 切ないメロディーをピアノで奏でる。

 この曲は誰の心にも響かないのだろうか。

 携帯をカバンから取り出し画面を開く。
 サイトにつなげる。

 自分のブログだ。

 もう、一年も更新していない。

 さすがに誰も見ていないだろう。

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