天使のような微笑で
 詩も更新されていた。

 ページをめくる。

「手を差し伸べても 届かない

 まぶしく輝いて 見つめる事さえできない

 あなたは 私の太陽であり 月であり

 時に栄養を 時に癒しを与えてくれる

 あなたが降らせる言葉の雨は

 私の身体に染み込んで 心に溜まる

 徐々にそれは浸透し 私の心を 安らぎの地へいざなう」

 今日二度目の自惚れをしても良い?

 この詩は俺の事だと思っても良いだろうか?
 
 間違いなく俺の存在に対しての、彼女の気持ちが綴られているんだ。
 
 そうあって欲しい!

 
 俺は彼女の返事を待つことなくメールした。
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