俺と姫
たまに空気を読むババアは、仁美のお母さんと帰った

「でも、認めてもらえてよかったな!」

「ねぇ、屋上行かない?」

「行こっか。寒くないようにしろよ」

「はーい」

「よし。お利口だ」

「あたしが子供みたいじゃん」

「だって、ちっちぇえし、可愛いし、バカだし・・・・」

「もういいもん」

「でも、そんな奴がママになるんだからな~!」

「じゃあ、ママって呼ばせない。そんなにしっかりしてないから・・」

「じゃ、俺も」

「『ひとちゃん』って呼ばせる。陽向は『ひなくん』ね」

「可愛い♡」

「ひなくん、屋上って久しぶりだね」

「・・・・////。学校以来だな!ひとちゃん!」

「・・・・////」

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