俺と姫
「仁美が可哀想だろっ!超迷惑なんだけど」

「だって陽向の初めて好きになった女だぞ?思ったより、すっげ――――――――可愛かったけど」

「俺が惚れるのは仁美とミューだけだ。しかも、B専じゃねーし」

「仁美ちゃん可哀想ね~。猫と一緒なんて。こんなに可愛い仁美ちゃんを陽向になんて渡さないわっ」

「「俺等も~」」

俺悪いコトしてねーのに、なんか攻められてる

ってか、仁美が怖がってる

どうしたんだ?

「政貴達はこの家から出て行け―――!!」

「はいはい。3人大人しくこの家出て行きますよ。たぶん…」

たぶん…って

「仁美ごめんな。トイレ行っていいよ」

「うん。ありがと」

俺等が結婚したらどーなっちまうんだろ

「仁美、さっきなんで怖がってたの?」

「あたし、小学生の時、幼馴染みと家族以外の男の人と話したりできなくて…。怖かったの」

「ごめんな。俺ん家、男結構来るからさ」

「がんばって慣れる」

がんばれ仁美!
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