唄を聞かせて
終章
「みきちゃん」
毎晩寝る前に彼の声を思い出す。
優しい声で私の名を呼ぶ、たっくんの声を。
未来なんてわからない。
先のことなんてわからない。
でも、きっと、彼は私を見つけ出すだろう。
低く美しい声で、唄いながら。
「みきちゃん」
(終)
毎晩寝る前に彼の声を思い出す。
優しい声で私の名を呼ぶ、たっくんの声を。
未来なんてわからない。
先のことなんてわからない。
でも、きっと、彼は私を見つけ出すだろう。
低く美しい声で、唄いながら。
「みきちゃん」
(終)