女王陛下は女神様
「本当にご立派で。…女王陛下、もしよろしければ、ご一緒に踊っていただけますか?」

「私なんかでよろしければ」


そう言って2人はダンスフロアに降りていった。


2人は、誰もが見とれるほど完璧な、

`姫と王子´

であった。

もっとも、ローズは女王であるが、その威厳を漂わせずに、華のある1人の姫として振る舞った。華麗でありながら、凛々しいその姿に多くの人は惹き付けられるのかもしれない。


しかし、






そのドレスの中には、剣を持ち、






いつでも裁けるようになっていた。
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