女王陛下は女神様
城へ戻った2人が目にしたものは、残酷なものだった…。


「あの剣はローズの…。」


リーズが唖然とする。


「セリム、何がありましたの?お願い、死なないで。死なないでよ。」


ローズの悲痛な叫びが響く。


セリム…。

ローズが小さい頃から剣の稽古をつけてくれた恩師で、最も信頼出来る騎士だった。


「ローズ様、これからは…、
――……ブラームに守って貰いなさい。」
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