女王陛下は女神様
ジェームズが口を開く前にリーズが言った。

「ブラーム?あんた、本名言ってなかったの?」


「えぇ。一応正体は隠してますからね。」


「リーズ、どういうこと?」


「本人に聞いた方が早いわ。」


「そうね。城へ戻ったら、私の部屋に来なさい。」


3人は黙って城まで戻った。

「どういうこと?」


「私の本名は、ジェームズ、隣国の王子です。」


「どうしてここにいるのですか?」

「リーズ様、お席を外して頂けますか?」


「そうね。失礼するわ。」
< 55 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop