秘密のカンケイ

わたし、ホントはずっと快斗が好きだったの。

親同士が仲良かったってか、親友同士だったから昔から一緒に遊んだりしてたの。


見ての通りっていうかご存知の通り、快斗よりも年上でわたしなんか相手にもされないって思ってた。

でもずっとずっと好きだった。


こんな年になっても気持ちが変わらなくて、ずっと苦しくて…

なんだかんだで昔からの付き合いだから離れようと思ってもそう簡単にはいかなくて、快斗の家にまで私物持ち込んだりして。

そんなわたしの行動にも何も言わなかったから、どうしようもない関係でずるずるとね。

どうしたらいいのかもわからなくて、でもこんな関係イヤで、それでも自分じゃどうしようもなくて、ツラくて。




そんな時だったの。

さくらちゃんに会ったのが。


< 121 / 262 >

この作品をシェア

pagetop