秘密のカンケイ
話それちゃったね。
さくらちゃんと別れて公園から帰ってきたら家の前に快斗がいてね。
よくわかんなかったよ。
なんでいるんだろうって。
幼なじみだしお母さんもお父さんも快斗に甘いっていうか、安心してるっていうか、まぁ、わたしの部屋にあげちゃって。
快斗も快斗で親には良い顔してるしね。
正直二人になるなんて嫌だった。
諦めようと思ったら希望が見えて、またどん底に突き落とされて…
あっ謝らないで!
言い方間違ったよね、ごめんね。
また諦めなきゃならなくなってってなったから、すぐには顔合わすのツラくて。
でもあげたのは仕方なかったし、わたしの部屋にいる以上相手するしかなかったし、散々だなぁって思ってたの。
あっだから謝らないで!
こっちも悪いから。
二人になって、でも話すことないし、向こうも話さないから沈黙だったよ。
30分以上もね。