秘密のカンケイ

言い終わっても涙は止まらないし、そんなわたしを快斗が抱き締めてくれて…

だから好きって気持ちも抑えられなくなって抱きついたまま、何回も何回も“好き”って連呼してた。


今まで抑えてた分だけ爆発してしまって、言い出したら止まらなかった。

バカだよね。

どんだけ快斗が好きなんだよって感じだし、ホントに思い出すだけでも恥ずかしいのに言葉にだすとか、本当に羞恥プレイだよ。



落ち着いてきたら快斗が吐き出した言葉にちゃんと答えてくれて、マグカップのことも二人で推測したら、勘違いかなぁ~って。


だからさくらちゃんには感謝してもしきれない。

快斗とこうなれたのもさくらちゃんのおかげ。


でも快斗もわたしもさくらちゃんの気持ちを知ってるからずっと気になってた。


もう会わないって言われたから自分からは会いに行けなくて。



さくらちゃんから来てくれて本当に嬉しかった。

新しい恋にも向かえてるみたいでよかった。


快斗をとっちゃってごめんね、よりも、新しい恋におめでとうって言いたい。



さくらちゃんと改めて友だちになりたい。


< 129 / 262 >

この作品をシェア

pagetop