秘密のカンケイ

包み込んだ優斗の手に額をあてる。


強がってても本当はずっと不安だった。

ハルに会って心を乱されないかとか、終わりにしようってちゃんと言えるのかとか本当は不安で不安で仕方なかった。



緊張してたし、怖かったし、逃げ出したかった。




優斗を見てホッとして溜まってたものが一気に解放された感じ。



もうこんな思いするのはやだ。


ツラくて息が出来ないような息苦しさがあって、

求めても突き返されるような感覚。


普通の恋がしたい。

好きになって、

好きになってもらって、

つき合って…



誰かと

温まるような関係を気づきたい。






叶うなら――――――…



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