秘密のカンケイ

優斗を好きって言っても誰にも応援されないんじゃないかって不安があった。


ずっと悪口言ってたし、優しくしてくれてるのに不満ばっか言ってきたし、なのに好きだなんて絶対にバカにされるって思って、認めてもらえないって思ってた。



だから奏さんに相談したかった。




奏さんなら否定はされないって思ってたから。


いつでも人を包んでくれるような温かさがあったから。



優斗のこと、一緒に考えてくれると思った。

やっぱり、その通りだったね。



「奏さんありがとう」


「ん?大変なのはこれからだよ?優斗に気持ちを気づかせるのは難しいんだから」

そう、はにかむ。


< 168 / 262 >

この作品をシェア

pagetop