秘密のカンケイ
そういえば携帯も見ていなかったことに気づいて慌てて携帯を開くと優斗からの着信が2件あった。
その様子にも呆れ顔を見せた快斗先輩は自分の携帯を取り出すとどこかに電話をかけ始めた。
内容から推測するに、相手は優斗で時間も時間だから一緒にご飯に行こうって内容だった。
ため息ははいても行動はちゃんと優しい。
その優しさ昔と変わってなくてなんだかすごく嬉しくなった。
どうしてこうもわたしの周りの人は温かくて優しいのか…
わたしには真似できないって思うと同時にでもやっぱり優斗が一番優しいかなって考えていた。
のめり込んだら一直線で、恋愛バカってわたしみたいなのを言うんじゃないかって思う。
その人ばかりを考えて、その人の嬉しそうな顔を思い出すだけで嬉しくなって、どうも恋愛にのめり込むらしい。
とことんさばさばした恋愛とは無縁の性格をしてる。