秘密のカンケイ

3人から同時に発せられる疑問語。


でもその反応は予想できてた。

だって奏さんには優斗が好きだって言ったから。

快斗先輩にも多分奏さんから伝わってると思うし。

優斗に関してはいきなりだし。

3人の反応は別に驚くことでもない普通の反応。


でもきっと理由を言わなきゃダメだと思ってた。

いくら優斗でもそこは止めてくれると思った。



だけど、そうじゃなかったね。

やっぱり優斗にとってそんな存在でしかなかったってことだよね。

優斗はわたしなんか全然好きじゃない。


その現実を突きつけられてもうどうしていいかわかんない。





「…勝手にしろよ」

優斗はそのままダイニングに消えていった。

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