秘密のカンケイ

ねぇ、優斗。


わたしはあの時あんなことがあってよかったのかもしれないって今は思うよ。



だって、優斗のことこんなにも好きになれた。

こんなにも人を愛せた。




優斗からちゃんと好きって言葉をもらったわけじゃないけど、好きにさせといてってそういうことだよね。


同じ気持ちって思ってもいいよね。




優斗がわたしのことそんな対象に見てくれることあんなにも願って、叶ったのに、まだまだ現実味を帯びてない。


でも、これからだよね?

これからスタートだよね。



わたし、いろんな恋をした。


だけど、人として何も成長できてなかった。



優斗。

あなたがわたしをここまで育ててくれた。

わたしはそう思うよ。

だから、ずっとずっとそばにいて?

そうしたら、わたしはもっと成長できると思うの。


いつかいつか、優斗と肩を並べられるくらいまで。



優斗、あなたとは秘密にしなくていい関係だからわたしは大きな声で叫ぶよ。



世界中に優斗以上に格好いい男なんていない!

優斗に出逢えて、恋をして、愛をしった。

わたしは幸せ者だ。

世界中のだれよりもわたしはあなたを愛しています!



みんなに知ってもらいたいから。

本編‐完‐
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