秘密のカンケイ
先輩の部屋はモノクロに統一されていた。
あんなに無邪気な先輩が…今は違うけど…こんなにきっちり整理整頓されて統一された部屋に住んでるなんて。
意外だ。
1DKで独立洗面台でトイレとお風呂は別っぽくて、良い部屋だと思った。
男の人の部屋に入るのは初めてじゃない。だけど、先輩の部屋だからか緊張してどこに座ればいいのか分からなくて部屋の真ん中で立ち尽くしてしまった。
そんなわたしを見かねてか、端っこの方にあったクッションを持ってきてくれて座るように誘導してくれた。
そんな先輩にもドキドキしてしまうわたしはどうしようもなく先輩が好きなんだって、自分自身で再確認してしまう。