秘密のカンケイ
てか、普通に会話できてたよね?
にやけてたりなんか…しないよね?
あぅぅ~
かみかみになるより、
キョドるより、
にやけるのが一番いたいよね?
どうか、にやけてませんでしたように…。
あの先輩はわたしが好きになってしまった先輩。
如月快斗(キサラギカイト)、3回生の先輩。
水泳部のエースと呼んでも過言じゃないほど速い人。
わたしは…新歓で彼に一目惚れした。
だから、水泳部に入った。
関わっていたくて。
どうにか先輩と繋がっていたくて。
もちろんマネージャーとしてだけど。
スイマーなんて…金づちにはムリです。
5メートル先には沈没してる。
人は浮くっていうけど…わたしは沈むんです。
今、先輩と部の先輩、後輩として繋がってる。
それだけで嬉しい。