秘密のカンケイ

「じゃ快斗、帰るから。…それじゃあ」


先輩に手を振ってから、私のほうに顔をむけ、軽く頭をさげて帰っていった。


終始笑顔の彼女に、朝とは違う嫉妬を覚えた。


なんであんなに優しく明るく笑えるの?


なんでこんなにキレイで可愛い人が先輩の傍にいるの?


どうしてわたしはこんなにも醜いんだろう…

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