Tear Love
途中で優華を公園に呼んで
圭くんも何人か男子を呼んで
みんなで遊ぶことになった。
………といってもバスケ。
あたしと優華は男子が
バスケしてるのを見てるだけ。
たまに圭くんがあたしに
ポールをまわしてくれたけど
シュートが決まるわけもなく…
正直つまんなかったけど
圭くんのバスケをしてる姿が見れて
あたしは満足だった。
家に帰ると
急に振られた事を実感して
涙が止まらなかった。
もうこんなに圭くんの事を
好きになってたんだ………
次の日、学校で優華に相談した。
振られたけどやっぱり好き。
もう一度気持ちを伝えたい。
優華は
「言ってみたらいいんじゃない?
内容が重くなかったら
全然いいと思うよ!!」
って言ってくれた。
家に帰ってから
圭くんに手紙を書いた。
『この前は、ありがとね☆
あと、ごめんね。
あのね、あたしやっぱり
圭くんが好き。
振られたのにしつこくて
本当にごめんね…
もし、あたしに可能性が
1%でもあるなら、
1ヶ月でいいからあたしと
付き合ってほしい。
それでもダメだったら…
もう諦めるから。
じゃあ返事待ってるね。』
もし可能性が1%でも残ってるなら…
たった1%にかけるしかない。
そのくらい、あたしは本気なんだ。
次の日、席替えをして圭くんとは
席が離れてしまったから
いつもみたいに渡すことはできない。
誰にもバレないように
圭くんに手紙を渡した。
これで本当に最後…。
これでダメだったら
もう本当に諦める。
.