Tear Love
「美月ーっ♪席どこだった?」
超ハイテンションであたしの所に
来たのは親友の優華。
背が高くて運動神経抜群。
美人で優しくて、
あたしとは正反対だけど
1番気が合うんだぁ♪
託児所、保育園、小学校ずっと一緒だけど
仲良くなったのは中1になってから。
喧嘩も何度かしたけど
今ではずっと一緒にいる大好きな親友。
「真ん中の列の1番後ろ☆」
「優華は右側の列の1番後ろだったよ!」
「近いし、手紙交換できるじゃん♪」
「うん!で、隣は…?」
優華はあたしが和斗くんを好きな事を
知ってるから隣になった事を
期待してるみたいだけど…
「和斗くんじゃなかったよ。
圭くんだった!」
「そっか…残念だったね」
「でも和斗くんの席は左側の1番後ろ
だから、ある意味隣だよ!」
「本当だ!たくさん喋れるといいね!」
「頑張るよ!」
「隣の圭くんもいい人だからよかったね!
優華には喋りにくい相手だけど」
圭くんとは最近仲良くなって
よく喋る男子のひとりだけど、
どんな人なのかはまだよく知らない。
優華いわく、喋りにくい人らしい。
あたしは全然そう思わないんだけど…
「圭くん普通に喋りやすいよ?」
「優華には無理だ…」
「なんでよ(笑)まぁ、楽しもうね☆」
「うん!」
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