Tear Love



「美月ーっ♪席どこだった?」

超ハイテンションであたしの所に

来たのは親友の優華。

背が高くて運動神経抜群。

美人で優しくて、

あたしとは正反対だけど

1番気が合うんだぁ♪

託児所、保育園、小学校ずっと一緒だけど

仲良くなったのは中1になってから。

喧嘩も何度かしたけど

今ではずっと一緒にいる大好きな親友。


「真ん中の列の1番後ろ☆」

「優華は右側の列の1番後ろだったよ!」

「近いし、手紙交換できるじゃん♪」

「うん!で、隣は…?」

優華はあたしが和斗くんを好きな事を

知ってるから隣になった事を

期待してるみたいだけど…

「和斗くんじゃなかったよ。
圭くんだった!」

「そっか…残念だったね」

「でも和斗くんの席は左側の1番後ろ
だから、ある意味隣だよ!」

「本当だ!たくさん喋れるといいね!」

「頑張るよ!」

「隣の圭くんもいい人だからよかったね!
優華には喋りにくい相手だけど」

圭くんとは最近仲良くなって

よく喋る男子のひとりだけど、

どんな人なのかはまだよく知らない。

優華いわく、喋りにくい人らしい。

あたしは全然そう思わないんだけど…


「圭くん普通に喋りやすいよ?」

「優華には無理だ…」

「なんでよ(笑)まぁ、楽しもうね☆」

「うん!」



.
< 3 / 13 >

この作品をシェア

pagetop