Tear Love



次の日。


朝からあたしの頭の中は

告白のことでいっぱいいっぱい。

やばい…かなり緊張する。


「優華〜!!どうしよう
めっちゃ緊張するよ〜」

「美月なら大丈夫!!
応援してるから頑張って♪」

「ありがとう☆よしっ頑張ろう!!」



そして、いつも通りの

手紙交換が始まった。


「どっちから言う…?」

いよいよなんだと思って

心臓バクバクしながら聞いてみた。

「そっちから言って」

えっ、あたしから!?

でも告白するのには変わらないから…

いっか。

「あたしは、圭くんが好きだよ。」

って書いた紙を

圭くんの机にそっと置いて

ドキドキしながら返事を待った。


圭くんからの返事は

「俺だったの!?和斗かと思ってた」

やっぱりそう思うよね。

あたしが和斗くんを好きなのは

有名だったしね。

でも圭くんの好きな人は…

絶対めぐちゃんだよね。

「圭くんだよ。
でも圭くんの好きな人は
めぐちゃんでしょ?」

「うん…ごめんな?」

やっぱり…振られた。

「謝らなくていいよ!!
あたしこそごめんね?」

好きになってごめんねって意味。

あたしなんかに好かれても

何ひとついいことないもんね。

「謝ることないよ!!ありがとね☆
でも最近微妙なんだよね」

「微妙なの?
好きなのか好きじゃないのか
わかんないってこと?」

「うん。だから、1から考え直すよ」

えっ……………

「じゃあ、あたし待っとくよ?」

「うん、待っててね」

あたし、まだ降られた訳じゃない!!

「わかった。ありがとう☆」



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