ice doll


人形の時間を作るオレにも人間に戻れる時間がある


信頼できる3人の友の側が安心できた


彼等が居なかったらオレはとてもつまらない人間だっただろう


彼等が居てくれたからオレは幸せ者なんだろう





「琉~紀」
「琉紀ちゃーん」
「琉紀」





彼等の声だけが心地良い

彼等の側なら安らげる


氷もゆっくり溶け出す

でも、離れれば再び凍る


彼等に、こんなオレをどう思っているのかを聞いてみた





1人目は、
「え?そうだな……唯我独尊過ぎて意味不明?でもたまに突拍子もなく確信ををつく事を言ってくれる先生」
意味不明な言動を言うのは認めるが、先生は絶対に違う

彼はオレを心から唯一
笑わせてくれる人





2人目は、
「アタシは、頑張り屋な琉紀のお姉様だから……もっと甘えてきなさいよ!あっ好きな所?ん~と、寝顔が好きよ」
十分に甘えてると思うんだけどな~寝顔ですか……お姉様

彼女は、オレを安心できる
眠りにつかせてくれる人





最後は、
「琉紀は、偽りの笑顔じゃなくて心から笑う笑顔を他人に見せれば良い。にしても本当に気紛れな奴だよな、お前……」
まぁ、猫ですからね……


彼はオレの兄的存在





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