☆俺様と女王と姫と☆

終わってから思った。



あたしキスしたんだ…。



『ふふっ…。』

『どうした?』

『新とキス出来るなんて…。嬉しい!!』



最高の笑顔を向けた。



諒ちゃんだと思ってキスしたんだ。



それが駄目だったのかな?



このときはまだ分からなかったんだ…。



あたしが子供だったんだね。



気付くのが遅すぎた。



「カット!!良かったよ!!本物のカップルみたいだったぞ。」

「監督ってば~!!」

「良かったって事だよ!!」




この時からだった。



齋藤さんが話さなくなったのは…。



この時からこんなことを考えてたのかな?



齋藤さん…。




< 74 / 146 >

この作品をシェア

pagetop