らぶ☆とらっぷ~学園長と秘密の時間~
★返せ!平和なスクールライフ
「わぁー!!ここがあたしの部屋?」
「はい」
「ひっろぉい♪」
瀬戸に連れられて来たのは、新しいあたしの部屋。
完璧こっちの方が前の部屋より広い。
「荷物は全て運んであります。
それではまたお迎えに上がりますね。
ちなみに――…
明日からもう、
華純学園《カスミガクエン》での生活が始まりますので……」
「えっ!?早っ!!
てか……瀬戸って、あたしの何なの?
何でそんなに面倒見てくれるわけ?」
「私は実琴様の執事です。だからお世話をすることは当然でしょう?」
執事…?
執事ってあの、『お嬢様!』ってャツ??
あたし……
本当スゴいことになったかも。
でも何で?
あたしみたいなのが、何でこんな金持ちっぽい学園で生活出来るんだろう?
やっぱりこれは
お母さんとお父さんの事に関係してるのかな?
小さい頃の記憶………
今までは気にすることなんてなかったのに。
今は、過去を知りたいと思った。