ブスの片想い


「……どうして?」


あたしでも、何に対してのどうしてか
わけがわからない。


それくらい、混乱していた。


「小室が、先輩好きなの知ってた。
お前が、先輩好きなの知ってた。」


「…ふーん…。
ってゆうか、ユニフォームに鼻水ついちゃうし…離して……」


これは、あたしの反抗。


あたしの、強がり。


泣きたくない、強がり。


…だって、何故だか相葉がいると涙が溢れる。


< 151 / 162 >

この作品をシェア

pagetop