ブスの片想い
「はぁ、美味しかったー・・・」
そう言いながら、
ミネラルウォーターを唯佳が買いに行った。
その隙にあたしは、
ケータイを取り出して、メールを送った。
・・・もちろん、一番好きな人に。
《 こんばんわ。 友奈です。
私、鈴木とは付き合ってないです。
このゴカイだけは、解きたくて、
メールしました。
それから・・・
今度の中総体が終わったら、あたしと、
デートしてくれませんか?》
精一杯の、あたしの勇気だった。