キャンバス
まさか、こんな形で再会するなんて思いもよらなかった



俺はなるべく平然とした態度でジュースを買って自動販売機の前を去っていった


後ろをチラッと見ると彼女は笑っていた



やっぱりあの日桜の木の下で出会った人だ



俺は隣いる和也に言った


「和也、前に話た桜の木の下で出会った彼女、今見つけた」



「は!どこ?」



「あそこの自動販売機の前にいる女子の左にいる人」


和也は自動販売機の方を見た


そして、
「へぇ〜良かったじゃん!やったな、陽介!」



和也は肩に手を回してきた


「結構ー笑った顔が可愛いな
俺もあの子好きになっちゃったかも」



「おいっ和也!
ふざけなんなよ!!」



「おっと、冗談だよ!冗談」



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