キャンバス



つまり、告白…だよね



「どうしよ…」
私は小さい声で呟いた



すると、
「どーかした?」
陽介はそういって私の顔を覗いてきた


「ううん、何でもない」


私はメモ紙を適当にポケットに突っ込んだ


何となく陽介には見られたくなかった…


「さ、教室に行こ!
1校時目から英語の小テストがあるから勉強しないとね」


「おう…あっ!
やっべ!勉強してねぇ!」

「あ〜あ、追試になっても知ーらない」


「ひでぇー前言撤回!
沙良って意地悪だ!!」

そういう言って教室へ向かったのだった


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