キャンバス

そして

今日の4時間目が終わって沙良のところに行った


沙良の席に近づくにつれて何かを感じた


廊下をみると長谷川が沙良の席をダチと歩きながら視線を送っていた



長谷川の奴…!



だんだん怒りが込み上げてくるのが分かった



しかし、今からは沙良と話すのだから自分の感情を抑えて普通に話すつもりだった



でも、実際に沙良と話たら徐々に自分の感情が出てきたのだ



沙良の顔が俺の手のひらの中にある


その沙良の表情は愛しく感じた


このまま沙良を手に入れる事が出来たらいいのに…


思わずそんな感情をあの時抱いてしまった


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