私の先生②~先生のキモチ
目が覚めるとあいつは玄関にいた

俺に気づかれないように出て行くつもりなんだ

俺は後ろから抱きしめる


これが最後なんて信じたくない


しばらくそのままでいたが、あいつは俺と向き合い

俺の髪にそっと触れる

先生ありがとって…



俺はいつもあいつのそばから離れる時のように、頭をポンポンと触った

でもいつもとは違う

これで最後だ

永遠に離れるのだ



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