ナツの思い出
その後も私達は
幸せな一時を過ごしていた。


「この後花火あるんだよね?
見る?」

夜の8時すぎ。

もう辺りは真っ暗で光を放っているのは屋台の明かりだけだ。


「見る!」

私は即答。


花火は私の大好きなものの1つ。


あの上がる瞬間が好き。

音と空に上がるきれいな光。

何時間見ててもきっと飽きない。


「了~解。
真梨那って花火とかそういうの好きそうだよな。」


「うん、好きだよ!
そういう風に見える?」

「うん、綺麗な物とかすごい好きそう。」

そうなのかな??

まぁ、自分じゃイメージってよくわからないものだよね。


私達はその後も
花火が始まるまで話し続けていた。
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