ナツの思い出
手術中、騒ぎを聞いた
色々な人がやってきた。

姫架、翔の友達、クラスのみんな…


私はやってきた人達全員、
ううん、翔とつながりのある人みんなに、

合わせる顔がなかった。



でも、動けなかった。

ただ壁にもたれて泣くことしか出来なかった。



すぐに姫架が私を見つけて、そばに来る。



「真梨那、大丈夫だからね。
翔は生きるよ。」

姫架は必死で私を励ます。




でも私にはそんな言葉、
通用しなかった。


手術中、自分を責め続けた。


これは…
今でも変わらない。



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