ナツの思い出
そして、事故が起こった場所を
通り過ぎようとした瞬間、
キラリと光が反射して目に入る。


私は思わず
その光のもとへと
走り出した。


草むらから光る
その何かのもとへ。


偶然にしてはありえない、
なにかがある。

そんな予感がした。






そして見つけた。


1つの指輪と
もうボロボロになっている
一枚の紙を。


みんなが私のところへ来る中、
私はその紙をゆっくりと開く。



字は雨に濡れたのか、
にじんでいて薄くなって
こんなに暗いところでは
読めない。




携帯をとりだし
そのライトを当てて読む。
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