ナツの思い出
正直、私は告白されたとき
冗談だと思った。

それくらい、ありえないようなことだった。



そして下を向いて、恐る恐る

「なにかの罰ゲーム?」

と本気で聞いた。


さすがにすぐに否定された。

けど私はその言葉本当かもわからなかったし、
好きではなかったから断ろうとした。


でも断ろうとして前を見た瞬間、
翔のまっすぐなに私を見つめる目に…
惹かれた。




私が口を開く前に、
翔に「付き合ってくれますか?」
ともう一度聞かれる。


私は無意識のうちに縦に首を振っていた。



この人になら遊ばれても…
とまで思ったくらいに
好きになってしまったみたいだ。



今でも続いているということは
遊びではなかったのだと思う。

多分、だけど。


そして、今日お祭りへ行く。


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