月と太陽

第九夜、町長




朝のエセルの目覚めは最高だった。


昨夜の食事のおかげだろう。


あの後エセルは部屋に戻り明日の事について話し合った。


しばらくした後、小間使いが呼びにきたためエセルたちは二階にある食事室に向かった。


用意されていた物はどれも豪華で見た目はすごくよかった。


味も最高だ。


全員が口をそろえてこれまで食べた中で一番美味しいと言ったほどなのだから。


城のシェフには悪い気がしたが。


料理の中にはパールの実がふんだんに使われているサラダもあった。


旅の疲れを癒やすためにとシェフが気づかってくれたのだという。
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