月と太陽

サウラーの声は意外とはぎれよく、はっきりとした声だったためエセルは驚いた。


しかし、それよりも自分たちの名前を知っている事に驚いた。


｢なぜ俺たちの事を…｣


サスティンが信じられないといった様子で尋ねた。


その言葉を聞くとサウラーは笑いながら言った。


｢衛兵隊長、管理係、作戦実行部隊なんてゆうのはどれもそうとうな実力がない限り入る事を許されん国の重要な役職だぞ？知らない者はいないだろう｣