月と太陽



洞窟に入ってどれくらい経っただろう。


時間の感覚が分からない。


もう十分ぐらいは経っただろうか。


いや、それとも短いかもしれない。


エセルがそんな事を思っているうちに分かれ道が見えてきた。
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