月と太陽
三人は適当に道を選んだ。
右からサスティン、フェリア、間を一つ空けてエセルの順だ。
三人はそれぞれの分かれ道の前に立つと、エセルが心の強い、はっきりとした口調で言った。
「必ず"三人"で帰ってきましょう。自分が何かに負けそうになった時は私たちがいる事を忘れないで」
その言葉を聞くとフェリアやサスティンは深くうなづいた。
「じゃあ、洞窟の外で会いましょう」
エセルが言ったその言葉と同時に三人は歩き始めた。