月と太陽
四人は屋敷の前にある、鉄の門の前に立った。


門に立っている衛兵の一人がレオルが見て一礼した。


「こちらの三人を町長に会わせたいのだがサウラー様はいらっしゃらない。恐らく明日には戻られるだろう。それまでこの三人を屋敷に泊まらせてやってくれないか」


レオルがそう言って衛兵に問いかけた。


エセルたちはレオルが言った言葉を聞いて胸が踊った。


なにしろ、野宿しないで寝られるのだから。


これでゆっくり休める。


とエセルはほっとした。
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