*初恋*
その後も2曲くらい続けて歌った。
いつの間にか歌い終わった時には敦稀と時羽くんもいた。
その2人も何故か私の歌声を褒めてくれて、零くんたちが奏でる音に合わせて私は夢中で歌った。
『俺達のバンドに入って、ボーカルをやらない?』
今日初めて零くんたちの音に合わせて歌って、私はすごく胸がドキドキした。
1曲歌い終わるたびに
もう終わり?
もっと歌いたい。
そう思ってた。
だから零くんからの誘いは嬉しくて、私は迷わずに
『やりたい!』
そう言った。
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