*初恋*

初めてのライブハウスでのライブをやることになった。







ドキン−…







ドキン−…








私は緊張していて心臓の音が零くんたちに聞こえてるんじゃないかな?








って思うくらい、うるさかった。









足は立っていられないくらいガクガクしてて








このままじゃ、上手く歌えなくて零くんたちに恥かかせちゃう…








失敗したくない!!









でも上手く歌えそうにない…









そう思ってる私に気付いたのか零くんは私の頭を優しく撫でてくれた。









『大丈夫だよ。周りなんか気にしなくていい。心は心らしく歌えばいい。』








その言葉を聞いた私の心の中は軽くなって、緊張とか失敗したらどうしようとか、そんなもの全部吹っ飛んでいった。




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