ご主人様は俺様サマ-Second-



「だから、さ」


今まで海を見ていたメルの目が再び俺を映す。


「あたしには反対する理由がないの。

確かに教室で見る健くんと愛莉亜ちゃんは楽しそうだと思う。

でもパートナーじゃない?
恋人同士なつもりかもしれないけど実際卒業したら「俺の気持ちはそんな半端なものじゃない!
愛莉亜は何よりも大事なんだよ!」


言った後に俺はハッとする。


敬語じゃなかったよな、今の…


しかも怒鳴っちまった……






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