ご主人様は俺様サマ-Second-



「それが健くんの素なんでしょ?」


メルはいかにも楽しそうに聞いてくる。


しまった……


厄介な奴にバレた…


「別になんでも良いんだけどね〜」


黙りこくっている俺にメルは言う。


………は?


どうでもいい?


「今日、おじ様たちが待ってるみたいよ?
あなたたちが来るのを。

本当に反対するなら、健くんの本心でぶつからなくちゃ!」


呆然と話を聞いている俺に、
メルは軽くパンチをしてくる。


「じゃあ、あたしも一緒に待ってるから。
頑張ってね♪」


結局メルは話すだけ話して戻っていった。






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