ご主人様は俺様サマ-Second-
「…ひ……」
後ろから聞こえた声に振り向くと。
「拓人様〜!」
と、兄貴に走りよるメルの姿。
メルはそのまま兄貴に抱きつき、
「理想の王子様……
あたしと結婚してください!」
と、言った。
兄貴はまず面識の無いメルに抱きつかれてプロポーズまでされて、かなり?顔になっていた。
「もう、抜けようぜ。」
「う、うん。」
俺はぼーっとその光景に見入る愛莉亜とその場を後にした。