ご主人様は俺様サマ-Second-



「で、答えは?」


「…だから、いつまでも離さないでって言ってるじゃんかぁ〜………」


「……そうだったな。」


健の手が優しくあたしの頭を撫でる。


健の表情はたぶん見上げても見えない。


だって涙で歪んじゃうもん。


それでも、顔をあげたあたしに健は一言、


「絶対離さねえよ」


そう言ってあたしに甘いキスを落とした。






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