ご主人様は俺様サマ-Second-



「すぐ泣くなよ…」


愛莉亜を優しく抱き締める。


実は弱いんだな、こいつ。


「…ぅ…けん……他の人を…スキに…なら…ないで…。
あた…し…だけを…スキで…いて?」


「あぁ。
俺はおまえ以外になんか興味ねぇから。
心配するなって。
信じろ…俺を。」


俺の胸で小さく泣く愛莉亜をゆっくりと撫でる。


なかなか泣かないはずの愛莉亜が泣いてる。


つまりこいつにとって本当に悲しいことなんだな…






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