ご主人様は俺様サマ-Second-



うぅ〜〜


大家さん酷いですよ。


なんで普通に鍵作らせちゃうの?


はぁーと溜息をつきながら、窓の外を流れていく景色に目を向ける。


『ほら愛莉亜、いくぞ。』


健はあたしの荷物をひょいっと持ってスタスタと玄関へむかっていく。


『えっ、ちょっ、待ってよー!!』


いつものようにおいていかれるあたしはばたばたと健の後を追って、車のなか。


そうして気が付けば車が走る場所は知らない場所になってきて…


本当に何なの…?






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