今宵、月夜が終わるまでに…
「…なんなの此処!」

当たりには街灯も家も何も見えない。
あるのは空に浮かぶ紅い月
そして…悪魔たち。

見るからに異質な見た目
何かを探しているように動き廻る。

「とりあえず、出口見つけなきゃ。」

優は来た道にもどろうと思って振り返るが…そこに来た道など

―…すでになかった。
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