心の時計
「ご、ごめん…。それで…話なんだけど…。」



「う、うん。」



あたしはドキドキしながら、



大山君の次の言葉を待った。



心臓がありえない速さで動いている。



ドキドキドキ…



心臓の音は、速くなるばかり。



そっと自分の頬に手をやると、



熱があるみたいに、ほてっていた。



きっと、あたしの顔は真っ赤なんだろうな、



って思っていたら、



大山君の顔も真っ赤で…



あたしは、ますます



ドキドキした。





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